自分で作ったり、研究や分析、鑑賞をする場合でも強く意識しておきたい、
マニュアル作りにおける4つの項目があります。
牛丼の「早い、安い、うまい」みたいなものです。
私は操作マニュアルの分析をする場合、
4つの項目をそれぞれAからEまで採点して、ランク付けをしています。
オールEのグランドスラムともなってしまうと、ユーザー層が想定できていない、
わかりづらい、必要な情報が見つからない、読みにくいといった、
最悪のものということになります。
これとはちょっと形が違いますが、例えば生命保険の約款があります。
字が小さくてゴチャゴチャすき間なく書かれてありますが、
はたしてあれを全部読んだ人がどれだけいるのでしょうか。
重要な文章なのでしょうが、
まるで「読んでもらっちゃ困る」とでも勘ぐりたくなるような、そんな冊子になっています。
操作マニュアルは、読んでもらわないと困るのです。
使いこなしていただかないと、結局それが製品の評価となってしまいます。
うまく操作ができずにコールセンターやお客様相談室などに問い合わせが殺到すると、
その分労力もコストもかかってしまいます。
たとえそれがどんなに崇高な内容であったとしても、
読んでもらえないと、活用してもらえないと意味がありません。
結局ユーザーさんに余計な手間や負担をかけてしまうことになります。
製品をうまく使いこなしてもらえないと、つまり良いものでないと、
せっかく苦労して作った製品の価値も、
そして会社自体の評価も大きく下がってしまうことになりかねません。
製品のユーザー層が想定できている、わかりやすい、
これが必須条件ですから、まずはさきほどの4項目を意識してください。